何のために…誰のために…【『「深い学び」を支える学級はコーチングでつくる』を読んで】
やばい… 最近、まったく更新ができていなかった…
「続ける」ってなかなか難しい…
けど、こうしてまた書いているからよしとしよう!
こんな羊ですが、これからも温かく見守ってください。
さて、今回はタイトルにもあるように、『「深い学び」を支える学級はコーチングでつくる』を読んだ感想を書くことに挑戦しようと思います。
ではでは、よろしくお願いします!
1.子どもたちの未来のすがた
全然考えたことなかったです苦笑 でも、読んでみると「なるほど!」と納得でした。
これから予測困難な社会を突き進んでいくことになる子どもたち、
そんな中でどうやって生きぬけばいいの??誰が教えてくれるの??
地図を持たせず大海に放り出す………それはマズい(;^_^A
だからこそ、将来子どもが自立して社会で生きていけるように育てていくことが教師の使命なのではないでしょうか?
そして、そうした力を学級(授業や学級経営など大きな意味での)で育てていく必要があるのです。
そのために必要なのが、「傾聴すること」「承認すること」「質問すること」を基本とした教師のコーチング力なのです!!
つまり、子どもたちが居心地のいい環境の中で、自分で考えて、自分たちで動いて、自分たちで意思決定できる、そんな学級を作って自立のための経験を積むための支援を教師がするということです。
なので、コーチング力というのは教師のスキルというよりは、考え方なのかな、と。
子どもたちと関わる中で、基本の3つをどれだけ教師が意識できるかがポイントなのかな、と思いました。
2.学級の主役は「子どもたち」だ!
では、実際にどうやっていくかですが、まずはこれが大切!
子どもたちが主体的に動くことを意識させること。
例えば子どもが忘れ物をして、
「〇〇わすれました。」
と言ってきたときに、
「なんで忘れたの!!怒」
と怒るのではなく、
「じゃあ、△△しなさい。」
とただ指示を与えるのでもなく、
「そっか、じゃあどうする?」
と子どもに考える機会を用意し、子どもと一緒に考えるのがポイントなのです。
自分の考えを自分の言葉で話すことで、自分事として意識させる場面を増やしていくのです。
また、「関係をつなげる」ことも非常に重要。
話し合い(ペアやトリオ)や質問、休み時間の遊びなど、いろんな角度から子どもたち同士、または教師と子どもをつなげていくのです。
こうしたつながりに教師がアンテナを張り、多くのつながりをつくり、それらを太くすることで学級全体の関係を密にしていきます。
そうすることで、子どもたちが関わり合うための土台、つまり居心地のいい居場所をつくるための流れを作ることができるのです。
3.まとめ
『コーチング』と初めて聞いたとき、自分は、
「教師が先頭に立って子どもたちを動かしていくためのスキルなのかな?」
と思いましたが、実際は全く逆だったのですね…苦笑
教師が先頭に立って子どもたちを引っ張っていくことが必要な場面のあります。
ただ、子どもたちができることは子どもたちを信じて任せるほうがいいな、と思いました。というか、子どもたちが成長できるチャンスはどんどん活用すべきだな、と思いました(笑)
教師も必要以上にガミガミ言う必要もないし、子どもたちも成長してくれるし、
こんな素敵なことはないですよね!!
教師は演劇でいう、大道具や小道具、衣装などの裏方と同じなんだな、と思いました。
役者(子どもたち)を輝かせるために、その傍でさりげなくその魅力を輝かせる。
裏方あっての役者、役者あっての裏方。
教育もそんな感じなのかな?